ちいさな主張

地方創生はなぜ必要か。地域を守らなければいけないわけ。

地方創生

たびたび、目にし耳にする言葉になってきました。

大学にも「地方創生学部」なんてものも作られるようになりました。

Weblioによると地方創生とは

国内の各地域・地方が、それぞれの特徴を活かした自律的で持続的な社会をかたちづくること。魅力あふれる地方のあり方を築くこと

とあります。

なぜ、地方は守らなければいけないのでしょうか?

考えたことがありますか?

人それぞれの想いがあっていいと思いますが

それを考えること抜きに

地方創生ありきで進むのは良くないと思います。

「いいことだからやる」

だと必ず衝突が起こります。

正義と正義の衝突的な?(ん?)

ということで

僕の考える地域を守る理由を話したいと思います。

地方に人は流れていく

現在日本では

人が高いから地方に流れる田園回帰が起こっています。

移住相談件数がここ10年で10倍になっているそうです。

日本農業新聞 – 移住相談4万件超え 10年で11倍 18年、ふるさと回帰支援センター

移住者が増加した地域は

2000-2010年(10年間)と2010-2015年(5年間)で4倍になっているそうです。

広がる田園回帰 2010年以降は4倍に 総務省が発表‐全国農業新聞

今後もこの傾向は続いていくと思われます。

それどころか

この傾向はしばらくゆっくり進むが

ある時期になると急激に進むという話も聞きます。

僕は遠くないうちに起こるとされる南海トラフ地震がきっかけになりうると考えています。

中央集中型の社会システムに疑問を多くの人が抱くようになり

地方に人は流れていきます。

そこに地方の文化が残っていなかったら?

地域にはそこの自然との長い年月の付き合いの中で培われてきた文化があります。

それは他の地域に持って行って通用するものではありません。

ある大学教授は

地域の文化には博物館同等の価値がある

とおっしゃっています。

もし

人が大量に地方へ流れてきた時

そこに長年培われてきた文化が残されていなかったら…

どうなってしまうでしょうか?

もう一度人は過ちを侵してしまいます。

その地域の自然とは合わない付き合い方をし

気候に合わない暮らしをしてしまいます。

地震津波、台風など災害が多い地域には

昔からそのためのコミュニティが残ってます。

岩手の沿岸のある地域では

震災の時

コミュニティが残っていたため

人身被害がなかったどころか

救助に来た自衛隊をもてなしたそうです。

もしこの時コミュニティがなかったら

助からなかった命があったかもしれません。

地域の文化には

命を救うための想いが詰まっています。

だから

地域は守らなければいけません。

だから地方創生です。

守っていきたい。

地域の文化。

命を守る文化を。

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