ちいさな主張

【就活生へ】なんの仕事に就きたいかの前に、何をしたいか教えてください

今年も6月になりましたね。

就活生は今が正念場でしょうか?

僕は昨年、キャリア支援団体エンカレッジ岩手支部の設立に携わり、後輩を中心に相談に乗ったり

『自分探し講座』や『公務員座談会』を企画したりしてきました。

その中で大事にしていたのは

「なんの仕事に就きたいかではなく、何をしたいか、どんな暮らしをしたいか、どんな人になりたいか。」

ということです。

夢って?

「将来の夢は何?」と聞かれて

何をこたえますか?

野球選手?学校の先生?

僕らの『夢』はいつから『職業』になってしまったのでしょうか?

『夢』ってそういうものだったでしょうか?

「こういうことしたい!」「こんな人になりたい!」

『夢』って『職業』のもっと先にあるものだと思います。

『職業』はそんな『夢』を叶えるための手段だと思うんです。

図書館司書

本好きの人で「図書館司書になりたい」なんて思っている人は少なくはないと思います。

この記事を読んでくれている人の中にもいるでしょうか?

僕も何人かそんな人と出会ってきました。

司書の資格を取れずに、司書の道をあきらめた人も知っています。

図書館司書の資格を得るにはとても大変らしいですね。。(別に資格もなくていいそうですが)

けど、改めて考えてほしいです。

なんで図書館司書になりたいのか。。。

人それぞれいろんな理由があると思います。

その夢をかなえるために図書館司書の資格は必須でしょうか?

図書館司書になることは必須でしょうか?

僕は司書の資格なんてないどころか、本をたくさん読む人ではないです。

けど

本が人と人を繋ぐ力があると考えて

青空図書館を始めようとしています。

自分の持っている本を数冊使って、本棚はDIYして、場所は駅前を許可とって、割と誰でもできます。(僕の場合は地域おこし協力隊なので一般の方がやるよりずっと有利ではありますが、、、)

僕は思いました。

まだ、実行に移せてないので実績として大声で言うことはできませんが(近いううちに大声で言いたいと思います)

「図書館司書の資格なくても図書館はできるんだな。」

資格

この図書館司書の話ってなんでもそうなんだと思います。

学芸員の資格、教員免許などなど。

学芸員の資格なくても青空図書館のように小さく自分で初めて見ればいいし、教員免許なくても塾でやってみればいい。

もちろん、資格は意味がないとは言いません。

チャンスがあれば、ぜひいろんな資格に挑戦してほしいと思います。

僕も学生の時いろんな資格を取ってきました。

自然観察指導員、環境再生医、狩猟免許、教員免許、ネイチャーゲームリーダー、生物分類技能検定とかとか

これらの資格はちゃんと役に立っています。

役に立たないと思っていたけど、就職の面接後に面接担当者から次のように言われました。

「君の履歴書は君自身が想っているよりもずっと相手を驚かせるよ。なんだこの資格はって思ったし、こういうこと勉強してきたんだってわかったし。」

資格を持っているというのは社会的信用度としてはとっても高いです。

資格は役に立つものなんです。

改めて言いますが、チャンスがあればぜひいろんな資格チャレンジしてみてください。

けど!

忘れないでください。

資格はたかが夢をかなえるための手段の1つにすぎません。

その資格を得られなかったからといって、夢をあきらめる必要はありません。

実績の方が信用できる

その資格は昔からあったわけではありません。

誰かがいろんな挑戦をし、実績を積み重ねてきて、それを体系化したものです。

社会的信用は積み重ねていく実績でつけることができると思います。

僕の場合は

「大学在学中に自然観察指導員の資格を持っています。」

「大学在学中に自然観察会を17回にわたって主催してきました。」

どちらも社会的信用は変わらないのではないでしょうか。

むしろ、観察会の様子を写真で紹介したり、参加者の声を紹介すれば後者の方が社会的信用は増します。

資格なくても物事は始められるし、夢はかなえられます。

資格は夢をかなえるための手段なのに、弊害になっていることをよく見かけます。とっても残念です…

最後に

職業も資格も夢を叶えるための手段にすぎません。

あなたの夢はなんですか?