BKS(ブログ強制制度)

#42 「教育」@BKS

BKS

2週に一回出されたテーマで文章を書き合うグループBKS。

また、間が空いてしまいましたが

かきかき。

みんなのBKS

今回のテーマは教育。

2020/09/25加筆。

価値観の変化

世代による価値観の変化

先日、面白い動画を見ました。

鴨頭さんの働く価値観が時代によって変化しているというプレゼンです。

簡単に説明すると…(ちょこっと自己解釈で表現いじってます。本人の言葉は動画にて確認ください。)

70代以上は「食べるため」。戦後まもないころ食べるものがなかったから。

40代-60代は「お金のため」。高度経済成長期、お金を得ることで幸せになろうとした。

20代-30代は「存在証明のため」。生きる意味や生きがいを求めている。

まだ、来ない0-10代は「自己実現のため」になると思う。

こう考えるとマズローの五段階欲求と一致する。社会が成熟し、求める幸せのレベルが上がっている。

https://youtu.be/QvgYFYHlzlA

という感じです。

すごく納得です。

創造社会へ

先日、このような本を読みました。

その中の『これからの時代に求められる教育』という章の冒頭に以下のような記述があります。

Consumption(消費)からCommunication(コミュニケーション)、そして、これからはCreation(創造)へ、という時代の流れを表す三つのCの三つ目にあたります。どういうことかというと、Consumption(消費)が生活・人生の豊かさを象徴していた「消費社会」から、Communication(コミュニケーション)が重視される「情報社会」を経て、これからは、Creation(つくる、創造)が豊かさの象徴になる時代、「創造社会」が来ると言うことです。

クリエイティブ・ラーニング-創造社会の学びと教育-リアリティ・プラス-「これからの時代に求められる教育」

本当にそうだなーと思ういます。

学校教育においても後手後手ではありますが

少しずつ変わっては来ています。

  • アクティブ・ラーニングの推奨
  • 学習指導要領に「主体的・対話的で深い学び」
  • センター試験を廃止し、知識ではなく考える力を重視した大学入学共通テストの導入

とかとか。

まだまだ足りていないとは思いますが、確実にそのような社会に向かって行っています。

好きなことをしないと幸せになれない時代

もう一つ紹介します。

これも面白い記事です。

いつの間にか「好きなことをしていい」時代から、「好きなことをしないと豊かになれない」時代に変わった。

鴨頭さんの動画や本の内容を合わせてみるとより分かりやすいと思います。

社会が成熟してきたことで幸せのレベルも上がってきているのです。

昔はご飯さえ食べれたら幸せでした。

お金さえ手に入れば幸せでした。

けど、今はどうでしょう。

ご飯を食べられても、お金があっても幸せだと感じられず

他者から認められたりすることで自身の生きる意味を見出し、存在を承認できないと幸せに感じられないのです。

そうでないと不幸に感じる人が多いのです。

若者の死因の一位は「自殺」です。

食べるものがなくて、お金がなくて命を断つ人はわずかでしょう。

新卒社会人3年以内の離職率は3割に上ります。

彼らは稼ぎが少ないから、食べていくのに困るから辞めているわけではありません。

そして、これからの時代で

鴨頭さんが予想する通り、これからの世代の働く価値観が「自己実現」になったり

クリエイティブ・ラーニングにあるように「創造」することが豊かさの象徴となれば

好きなことをしなければ幸せにならなくなるのです。

不幸に感じるのです。

自由に生きるための教養

この記事の中では

このような社会の中で幸せを得るためには

「自由に生きるための教養」を身につけていかなければならない

と話しています。

学校教育ではなかなか身につけられない教養ですね。

若い世代の苦しみ

社会が成熟してきたことはいいことで

それに伴い、幸せの価値観のレベルが上がっていることも良いことではあります。

しかし、決して生きることが楽になったわけではありません。

自由に生きるというのは

とても難しく苦しいものです。

先ほどの記事の中でも

「好きを仕事にしないと豊かになれない」世界は、「主体的に動く人だけが豊かになれる」という、残酷な世界だ。

いつの間にか「好きなことをしていい」時代から、「好きなことをしないと豊かになれない」時代に変わった。

この新しい価値観の変化に前の世代の人が気付き、それに伴った記事にあるような「自由に生きるための教養」などあるべき教育をしていかなければ

若い世代は苦しみ続けることになります。

「こうなるであろう社会」ではなく「こうあって欲しい社会」に向けて

これから来るであろう社会の話ばかりされ、それに対して制度が整えられ、教育が行われる。

本当にそれでいいのかと思います。

それが、あなたの望む社会・未来なのですか?

子どもたち生きていって欲しい社会・未来なのですか?

早い時代の流れに流されているよう思います。

もちろん、これから来るであろう社会を予測し、それに対して制度や教育を整備することは大切ですが

僕ら大人たちの役割は

よりよい社会に向けてしっかりと舵取りをすることではないでしょうか?

もちろん「そんな世の中は間違っている」という方もいるかも知れない。

「言われたことだけやっていれば、それなりに豊かになれる世界が望ましい」という方もいるだろう。

そう言う人はちゃんと選挙に行って、政治を変えよう。

いつの間にか「好きなことをしていい」時代から、「好きなことをしないと豊かになれない」時代に変わった。

「言われた通りに…」ということにはちょっと違和感があるけれど

一部の人しか豊かになれない社会に対しては間違っていると思う。

だから、僕はちゃんと選挙にいくし

そういう社会を作っていく話をしていきたいと思うし

そんな社会を作るために動いていきたいと思う。

僕の理想な社会のあり方

「自己実現が幸せの価値観の世代の次の世代の価値観はなんだと思う?」

こんな質問を受けました。

次の世代かは分かりませんが

僕が思う理想の幸せの価値観を話しました。

今、身の回りを見ていて

自己実現を幸せだと考えている人が、そうでない人を卑下する風潮があることがとても気になります。

自己実現を幸せだと考えている人を「意識高い系」と罵る風潮があることがとても気になります。

今の世代は鴨頭さんの言うように、この間で揺れているんだなって思うのです。

マズローの五段階欲求の話をしました。

ピラミッド構造で下の階層の欲求を得ると次に一つ上の欲求を求めるようになると言うものです。

事実としてはそうなのかもしれませんが、このピラミッド型は社会のあり方としては本来あるべき形ではないのかもしれません。

多様な価値観

自己実現を幸せだと考える人も

存在証明(承認・愛と所属)を幸せだと感じる人も

生存、生理的欲求を幸せだと感じる人も

そこに上下はなく

本人がそれを幸せだと感じていれば

それでいいのではないでしょうか。

世界一幸せな国として有名なブータン。

世界で一番、国民が自己実現を満たしているから世界一幸せな国なのでしょうか?

違うはずです。

その視点で言えば、日本の方がよっぽど幸せでしょう。

必要なのは

それぞれが多様な幸せの価値観を知ったうえで

自身の幸せの価値観を持ち、それを信じ、求めることができる。

そして、それを押し付けることなく

他者の幸せの価値観を認め、尊重できる。

そんな社会であって欲しいと思います。

もちろん、すべての人がどのような幸せの価値観を求めることができる環境であることが大事ではあると思います。

最初は

ピラミッド型から分かるように

例えば金銭的に貧しかったり、生きている意味を見出せずにいたり…

各階層で少しずつどうしても取り残されてしまう人がいるから

各階層ごとにそれを補えるようなセーフティーネットが必要なんだと考えていました。

けど、違いますね。

それも大事ですが

平等よりも多様性。

すべての人に等しい幸せを与えるのではなく

多様な幸せを認めることの方が重要です。

自己実現なんてしなくても幸せになれる時代にしたいし、なって欲しいです。

これからの教育に求められていること

教育

ここでいう教育とは学校教育に限った話ではなく広い意味での教育です。

  • 学校教育
  • 家庭教育
  • 社会(地域)教育

など。

さまざまな場面を通して

さまざまな世代で行われるものです。

これからの社会と理想の社会

前述してきたように

これからの社会は「自己実現」をしていかなければ幸せになれない社会に進んでいるということ。

そして、それは理想ではなく

理想は

幸せの価値観の多様性

であるべきだと思うこと。

そのための教育が必要だという視点で話します。

これからの教育

自由に生きるための教養

現状の教育では

「自由に生きていくための教養」を受けていません。

今、コロナウイルスにより全国の小中高校が一斉休校になりました。

制約はあるものの

時間的な自由を手にした小中高校生が暇を持て余しています。

これが現状です。

自ら考え、選び、行動する力を育めていません。

大学に入り、就活のタイミングで突然それを求められるのです。

指示を受けるのではなく

子どもたちが自ら考え、選び、行動する機会をさまざまな教育の機会で提供するべきだと思います。

ただ、授業の中で行うものでもありません。

新しい指導要領で「探究の授業」というのが組み込まれました。

けれど、このような「課題解決」や「探究」は本来遊びの中で培っていくものです。

喧嘩したり、失敗したり、怪我をしたり

その中で少しずつ身につけるものです。

しかし

遊ぶ時間を奪う学校教育、遊ぶ場所を奪う地域教育、遊びの機会を奪う家庭教育。

「(A)危ない」「(K)汚い」「(U)うるさい」をさせない学校・家庭・地域。

大人にとってAKU(悪)でも、子どもたちにとっては学びです。

今の子どもたちにはそんな遊ぶ時間も場所も機会も遊び方も足りていません。

だから授業の中で「探究」が必要になってしまうのです。

なかなか変えていくことは難しいですが

子どもたちに必要な自由に生きるための教養を身につけてもらう

その一つの手法として、僕が有力だと思うのが

自然体験です。

現在岩手県で以下のような小中学生へのキャンプを作る大学生の養成プログラムのコーディネーターを努めさせていただいています。

森のキャンプリーダー養成プログラム

そして、そんなプログラムのコーディネーターを通して

次の記事にあるようなキャンプを作りました。

今後自分が住む地域でもこのような自然体験を通して子どもたちに「自由に生きるための教養」をはぐくむ時間・場所・機会を作れたら、と思っています。

各階層におけるセーフティーネットを創出する

「自己実現が幸せの象徴になる社会」を僕は望まないけれど

確かにそこに社会は向かっています。

マズローの5段階欲求のピラミッド構造において

これまで不幸とされてきた「生理的欲求」「安全欲求」は物的支援のため

生活保護など国レベルで支援できましたが

それより上位の階層では精神的支援が必要であり、国レベルの支援では難しいです。

サードプレイスなどの居場所づくりや自己実現の支援などを地域レベルで行う必要があります。

そういった支援をするために

今、「self space しおりば」という場所を整備しています。

https://selfspace-shioribar.amebaownd.com/

多様な価値観に触れる機会

学校教育だけでは

多様な価値観に触れることは困難です。

学校教育の中でフリーランスの方やテラワーカー、パラレルワーカー、自給自足、起業家…

そういった生き方を選んでいる方の話を聞く機会はほとんどないのではないでしょうか?

友人とこんな話をしました。

自分が信じて来た価値観(生き方・働き方・幸せの価値観)が合わなくて、心ではわからないけど体に限界がきている。やっとの思いで心でも価値観が自分に合わないことを知ったとしても、多様な価値観に触れてこなかった分だけ価値観を変えるのが怖くなる。その分、苦しむ時間が長くなってしまう。教育の場が大事なんだよね。

怖いですよね…。

そりゃそうです。

だから、自分の価値観だけじゃダメなんです。

若いうちに多様な価値観に触れる機会が必要です。

かと言って学校教育でそれを求めるのは難しい問題です。

社会の中(地域)でそういった機会を作ることが必要なように感じます。

現在、キャリアを重視した学習支援を「self space しおりば」では展開したいと思っています。

これからの時代を生きる若者へ

これからの時代は

人によってはより苦しい時代になるかもしれません。(そんな社会にしてごめんなさい。変えていけるよう頑張るから。)

「創造社会になる」という話を聞いて

わくわくする人と

鬱陶しく思う人がいると思います。

わくわくする人へ

やってみよう

小さくてもいい、ひとつじゃなくてもいい、変わってしまってもいい、失敗してもいい。

やりたいと思ったことを語り、そして行動してみよう。

今、やらないと流れの早いこの時代では力がつく頃にはその想いやアイデアほ陳腐なものになって「時代遅れ」と言われてしまいます。

自信がついてからでは遅いです。

やってみましょう。

やりたいことがない

やりたいことがない、見つからない人もいるかもせれません。

いいです。

やりたいことなんてなくてもいい。

もし、見つかった時のためにアンテナ張って勉強していつでもそこに飛び込める準備をしよう。

やりたいことがないことで自分を責める必要はないし、焦ることもない。

大丈夫。

比べない

これからの時代は、若い人がどんどん活躍する時代になってきます。

テレビに出たり、新聞に載ったり、人前に出たり

そういう同世代が、

輝いて見えるかもしれません。

けど比較しなくていい。

テレビに出ること、新聞に載ること、人前に出ること

それが全てじゃないです。

大丈夫。

自分自身の輝き方があるはずです。

鬱陶しく思う人へ

君は間違っていない。

これからの社会では「創造的であること」や「社会に貢献すること」が推奨され、

そして、もしかしたらそれが押し付けがましい社会になっていくかもしれません。(ごめんなさい)

けど

気にしなくていいです。

自分が幸せだなって

思えることを一番にしていいです。

自分の興味趣味、家族や友人、日々の暮らし、食事や運動

幸せなんて身近にあるものです。

大丈夫。

人は自己実現なんてしなくても幸せになれるから。

最後に

いろんな生き方ができる時代です。

人と比較しないで、

自分の生き方、輝き方、幸せを求めていい時代です。

ただ、

今の生き方に違和感を感じたら踏み止まる時間を作ってみてください。

いくらでも他の選択肢があります。

固執せずに他の幸せを見つけることも必要なことです。

迷ったり、悩んだりして行動できないことは悪いことじゃないです。

ゆっくり悩みましょう。

一緒に迷子しましょう。

これからの時代

生きづらいかもしれません。

けれど、頑張って一緒に幸せになりましょう。